SWOT分析
2018.01.30経営戦略
SWOT分析とは、株式会社や合同会社と言った企業が戦略を立案するにあたり、自社の強み(strengths)、弱み(weaknesses)、機会(opportunities)、脅威(threats)を体系的に評価するための分析枠組みのことです。
事業を行うにあたって戦略や計画を立てるためには、自社の外部環境と内部環境を正しく把握、分析することが必要となります。
強み、弱み、機会、脅威を中心に、これからの戦略やビジネス機会を導き出したり、課題を明確にすることができます。
自社や自社のサービスといった内部環境についての強みと弱みの例としては以下のようなものがあり、強みをさらに伸ばすことによって攻撃力を高め、弱みを補強することによって守備力を強化できます。
内部環境の例
・技術、ノウハウ
・マネージメント
・ブランド力
・設備、資産
・企業理念、企業風土
市場や社会状況などマクロ的な視点で見たときの外部環境について機会と脅威の例としては以下のようなものがあり、SWOT分析を行う際はPEST分析とも組み合わせて行うことが可能です。
外部環境の例
・政治、法令
・経済状況
・科学技術
・競合他社の行為
SWOT分析の手法
1.分析対象の決定
なんとなく強みと弱みをあげていくのではなく、内部環境と外部環境で洗い出す項目をあらかじめ決めておいてから、それらの内容について自社の強みや弱みをあげるようにします。
2.外部環境の分析
項目が決まったら、まずは外部環境の調査から行います。
内部環境である自社の強みや弱みは、通常外部環境に影響を受けているので、内部環境の調査の前に、内部環境に影響を及ぼす外部環境から調査する必要があります。
3.内部環境の分析
外部環境の分析が終わったら、内部環境の分析を行います。
まず、自社の強みと弱みは何なのかを洗い出していきます。
そして、その自社の強みと弱みを競合他社と比較し、本当に競合他社より強み、弱みとなっているのかを確認します。
SWOT分析は現状把握のフレームワークとして非常に重要ですので、会社設立を考えている方は、この手法で現状を把握し、会社設立後の戦略を考えてみてはいかがでしょうか。