ビッグデータ
2018.01.23マーケティング
ビッグデータとは、従来のデータベースでは解析が困難であった多様で膨大なリアルタイム性の高いデータの集まりです。
ビッグデータはインターネットのアクセス履歴、GPSの位置情報、定点カメラの映像、SNSでの発言内容など多種多様です。
これらのビッグデータを活用することで、消費者に対するサービスやプロモーションの効果、効率を高めていくことができます。
ビジネスや社会に貢献するためにビッグデータを実際に活用している例をみてみましょう。
1.ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー
フロリダにあるディズニーワールドでは、ビッグデータを活用したウェアラブルリストバンドがあります。
入場者がこのウェアラブルリストバンドを付けていれば、ディズニーワールドへの入場からアトラクションの予約、ホテルのチェックインまで一括して行うことができ、その着用者の行動をデータとして収集します。
ウェアラブルリストバンドにより集まったビッグデータを解析することで、アトラクションの混み具合やレストランの滞在時間がわかり、来場者がスムーズに楽しめるよう、スタッフの配置や在庫補充を行っています。
2.株式会社LITALICO
約7,000人の精神障害者の就業支援に取り組んできた障害者就労移行支援事業「ウイングル」の支援記録のデータを解析することで、株式会社LITALICOは自殺の予兆を早期発見する仕組みを構築しました。
自殺者の内訳で多くを占める精神障害者の方の支援をすることで、LITALICOのビジョンである「人の幸せ」に貢献しています。
ビッグデータの収集・解析には費用面で高いハードルが存在しますが、情報技術の進化により費用面での問題はクリアされ、会社設立を行って間もない小規模な会社でもビッグデータを活用できる時代が来ると考えられます。
ビッグデータを活用できる業種、業界の方は是非検討してみてはいかがでしょうか。