事業計画書とは
2017.12.27創業融資
事業計画書とは、自社が行う事業の計画を書類にしたものです。
既存の事業だけでなく、これから始めようとする事業も対象に作成するもので、自社の過去、現在、未来が書かれていることになります。
起業のために会社設立を行う前に作成した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
事業計画書には様々な目的がありますが、主には
1.経営者、経営幹部が経営をしていくためのツール
2.社員が仕事をしていく上での方針、指針を示すためのツール
3.取引先・銀行などの社外への説明ツール
といったことが挙げられます。
それではどのような内容を事業計画書に書いていけばよいのでしょうか。
事業計画書は財務諸表のように法律でこのように書きなさいといったルールはありませんが、金融機関等に提出する際は決まったフォーマットでの作成を求められることもあります。
自由形式で作成する場合は、上記の3つの目的を達成することを念頭におき、事業の目的(ビジョン)、事業内容、マーケティング戦略、売上・利益予測、資金繰りなどを記載することになります。
まずは、自由に書いてみて、その後専門家などに見てもらい、客観的な意見を聞き、修正を繰り返していけばよりよいものができるでしょう。
特に重要な点は、売上に対する客観的な裏付けです。
決して机上の空論にはならないようにしっかりとした理由でどうしてこの売上になるのか説明できるようにしておきましょう。
会社設立後に融資を受けるために事業計画書が必要になる場合が多いかと思いますが、それ以外でも自分の事業の将来を整理していくために事業計画書を作成してみることをお勧めします。