ビジネスモデル
2017.11.01経営戦略
ビジネスモデルとは、企業が行っている事業活動、もしくはこれからの事業構想を表現するモデルのことです。
わかりやすく言うと「儲けを生み出すビジネスの仕組み」です。
ビジネスモデルを考えるにあたっては「誰に、何を、どのように提供し、どこでどれだけ儲かるか」を明確にし、主に次の4要素を考える必要があります。
1.Who(顧客)
対象とする顧客を誰にするかということを明確にしなければなりません。
その顧客が属する母集団やまだ顧客ではないがこれから顧客になりそうな、いわゆる潜在的な顧客を含むようにターゲットを設定していきましょう。
2.What(提供価値)
「なぜこの商品・サービスに対価を支払うのか」という顧客にとっての価値を明確にすることも重要になります。
これはその商品やサービスの特徴や売りに直接影響する項目なので顧客の立場にたって考える必要があります。
また、単に顧客が現在望んでいる商品やサービスを提供するのも良いですが、できれば顧客が新たに購入しそうな商品・サービスを考えるとなお良いでしょう。
3.How(プロセス)
顧客へどのように商品・サービスを提供するかというプロセスも明確にする必要があります。
その仕組、集客方法、提供方法、付加価値等も具体的に決定していればいるほど良いでしょう。
4.Why(収益構造)
自社がどのプロセス、機能で儲けるかということも重要です。
どんなに良い商品やサービスがあったとしても提供する自社の利益がなければ、破綻してしまいます。自社にとって収益性が高いか、また自社の強みが活かせるかということはよく検討する必要があります。
競争が激しい現在の市場環境では、Who、What、How、Whyについて、企業特有の強みを構築して行くことが不可欠となります。
例えば、Whatについては「ナンバーワン・オンリーワン・世界初」など、ビジネスモデルの競争優位性を明確に持つことが勝ち残っていく要件になるでしょう。
起業のため会社を設立する際に、このビジネスモデルを考えることは大変重要なため、4要素全てを明確にしておきましょう。