パレートの法則
2017.10.26マーケティング
パレートの法則とは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した所得分布の統計法則で、全体の2割程度の高額所得者が社会全体の所得の約8割を占めるというものです。
結果の80%は原因の20%から生じるという考え方で、「80対20の法則」と言われています。
この法則はビジネスや経営にも応用されており、
例えば
売上金額の80%が売れ筋の商品20%で構成されている
売上金額の80%が優良顧客20%によって生み出されている
会社の利益の80%を生みだしているのは全社員のうちの20%
と言われています。
上記の例が本当に正しいと仮定するならば、少数のものだけが大変役に立ち大きな影響力を持つと言えます。
そのため、同じ時間や労力を投資するにしても、何にフォーカスするかによって結果は大きく変わってきます。
仕事を見直し何が20%に当たるかを突き止めそこに労力と時間を集中したり、手当たり次第に頼まれた仕事をやるのではなくゴールへの最短距離になりそうなものだけ引き受けるなどすると大きな結果を残すことができるでしょう。
会社設立を行った直後は、資金的、人員的に厳しいことが多く資源の投入に制限があるため、パレートの法則を参考に集中すべき業務を選別するとよいでしょう。