アップセリング
2017.10.11マーケティング
アップセリングとは顧客が既に利用していたり、購入を検討している商品やサービスよりさらにランクの高い商品やサービスを購入するように誘導する販売促進の技法です。
例えば10万円のパソコンを購入しようとしているお客さんを販売員がうまく誘導してCPUやHDDの性能がさらに高い20万円のパソコンを買ってもらったとします。
このように10万円のパソコンから20万円のパソコンへと高額商品の購入に至ったことをアップセリングといいます。
アップセリングと似た概念にクロスセリングというものもあります。
クロスセリングは顧客が当初購入する予定であった商品やサービスと一緒にそれらと関連しているものを追加で購入するように販売員が誘導する販売促進の技法です。
例えばパソコンを購入しにきたお客さんに販売員がデジカメやプリンターを勧めて買ってもらうというものがクロスセリングにあたります。
アップセリングは当初から購入するいう意志があるお客さんに対して行うので比較的行いやすい販売促進技法です。
しかし、強引なアップセリングは押し売りに思われてしまうので注意が必要です。
アップセリングによって購入したお客さんに満足感を与えられず嫌な思いをさせてしまっては、売上が上がっても意味がないでしょう。
アップセリングでは、お客さんが当初予定していた商品やサービスよりも高い付加価値の有るものを購入し、その商品やサービスに満足すればお客さんは喜んでくれ、同時に売上もアップすることができます。
会社設立を行い事業を始めるときに、アップセリングやクロスセリングができるような商品・サービスを開発しておくとよいでしょう。