ポジショニング
2017.09.25マーケティング
ポジショニングとは、消費者に対して自社の製品・サービスと他社の製品・サービスとの差別化を行い、市場において優位な地位を占めるための考え方です。
ポジショニングを検討する際は、消費者の視点に立つことが重要です。
そのためには、ターゲットとする消費者が製品・サービスを購入する際に重視している要因を元に、二次元のマップを描き競合製品といかに差別化できるかを考えるとよいでしょう。
このマップはパーセプションマップと呼ばれます。
また、ポジショニングが成功するためには以下の4つの条件を満たしていることが重要です。
①ポジショニングのターゲットサイズが適切か
②売り手の考えるポジショニングが消費者に的確に伝わるか
③売り手の考えるポジショニングに消費者が共感するか
④売り手である企業自体のポジショニング(企業理念、ポリシーなど)と製品のポジショニングに整合性があるか
さらに、ポジショニングの出来は製品の売れ行きや収益性に大きな影響を与えるため、マーケティングを行っていく過程の中でも重要な地位を占めます。
狙ったポジショニングを根付かせるためには、ポジショニングとマーケティング・ミックスとの整合性が重要になっていきます。
起業のために会社を設立する前に競合他社の商品・サービスと比べてみて、自社の商品・サービスが相対的にどのような位置にあるか、自社のポジショニングを定めておきましょう。