IMC
2017.09.20マーケティング
IMCとはIntegrated Marketing Communicationの略で「統合型マーケティング・コミュニケーション」と訳されます。
これは、マスメディア(TV・ラジオ・雑誌・新聞等)での広告だけでなく、電話、FAX、インターネットなど、様々なメディアを個別で最適化するのではなく融合することで、マーケティング・コミュニケーションの効果を最大化しようとする考え方です。
1990年代初めに米国ノースウェスタン大学のドン・E・シュルツ教授らによって提唱されました。
企業が行う消費者へ向けたコミュニケーション活動がそれぞれコンセプトがバラバラだと、統一された企業イメージが育たず、マーケティング効果も弱くなってしまいます。
そのため、企業が発信するマスコミュニケーションを統合して行い、力強いブランドイメージを作っていきます。
IMCの実践には、顧客の立場で考える視点とチャネルの統合が重要となります。
広告やWebサイト、セールスプロモーション、ダイレクトメールなどコンタクト・ポイントには様々な形態があり、製品の認知やイメージ、期待感、実感など伝えたいものに応じてチャネルを使い分けることが必要です。
また、それぞれのチャネルによって伝えられるメッセージを管理し一貫性あるものとすることで、顧客の製品に対する良質なイメージや十分な情報、信頼性を与えることに繋がり、ブランド・エクイティが高まっていきます。