合同会社とは
2017.09.13合同会社
合同会社は２００６年５月に施行された新会社法によって新しく定められた会社の形態です。
新会社法の施行によって廃止された有限会社の代わりに作られました。
身近なところですと、iPhoneを作っているアップルの日本法人は合同会社です。
合同会社は設立費用や維持費用が株式会社よりも安く抑えられるため、最近多く設立されています。
株式会社は出資と経営は別の人が行うことが想定されている点に特徴がありますが、合同会社は出資と経営は同じ人が行うという点に特徴があります。
このため、出資者と経営者が異なる株式会社では時間がかかってしまうような意思決定も、出資者と経営者が同じ合同会社では迅速に行えます。
また、株式会社の出資者と同じように、合同会社の出資者も有限責任です。
個人事業主や合名会社、合資会社は倒産になってしまった場合に、債務が免除されることはありませんが、株式会社と合同会社の出資者は有限責任であるため、出資した金額以上の債務を負担することはありません。
このような合同会社を最初は設立し、経営が順調で業績が上がってきてから株式会社に移行することも可能です。
合同会社は、社員一人で比較的安く設立が可能な会社として、最近人気の法人形態となっています。
