本店所在地の場所
2017.09.05設立前の準備
株式会社や合同会社などを設立する際には、会社の本店の所在地を決めておかなければいけません。
会社の本店所在地は定款や登記申請書に記載する必要があります。
では、本店所在地はどこにするのがよいでしょうか。
一般的には賃貸オフィスの事務所や自宅の住所が考えられます。
会社設立当初は資金的にあまり余裕がないため、自宅を会社の事務所とすることも多くあります。
この場合、自宅の賃料や光熱費等の一部を経費にできるというメリットがあります。
デメリットとしてはあまり会社の信用が社会的に得られにくいということが考えられます。
注意点としては、賃貸マンションなどの場合、契約書に会社の事務所としては使ってはいけないということが書いてあったり、登記することが禁じられている場合があるので、オーナーに確認しておく必要があります。
一方、会社の事務所を賃貸オフィスにした場合には社会的に信用を得られるといったことや、事業を拡大しやすいといったメリットが考えられます。
しかし、賃貸オフィスを借りる際には不動産会社への手数料や椅子や机といった備品を揃えるのにかなりの費用が必要となります。
本店所在地の場所を変更するための登記は最低3万円必要となります。
起業する際の会社設立前にこれから行う事業の特性や方針を踏まえて本店所在地の場所を決めましょう。