プライシング
2017.08.28マーケティング
プライシングとは、商品やサービスの価格を決めることです。
従来は製造原価や仕入原価に一定額又は一定率のマージンを加えて販売価格とする方法が主流でした。
この方法は供給者の都合で価格を決定するものであり、消費者の視点はあまり考慮されていません。
昨今では、顧客の需要に基づき、どの程度であれば顧客はお金を出してもよいかという価格を推測して販売価格を決める需要志向型価格設定方法が主流となっています。
需要志向型価格設定方法では市場調査やアンケートなどにより、この商品には消費者はいくらまでお金を出すかを判断して価格を設定します。
価格設定後は、この目標価格に対して十分な利益が発生するように商品を作っていきます。
また、消費者の心理的な部分を考慮して価格が決定されることもあります。
ブランド品などは、消費者がそれを所有することによって得られるステータスを強調するために、あえて高い価格を設定したりします。