ブランディング
2017.08.07マーケティング
ブランドとは企業などが自社の製品やサービスまたはそれを提供する企業などを区別するための名称や記号、デザイン、メッセージなどを指しますが、ブランディングはそのブランドを特定の消費者に価値があるものと認識させ、市場でのポジショニングを構築していくマーケティング戦略です。
ブランディングは高級ブランドを展開している企業のみが行っていると考えている方がいるかもしれませんが、一般的な企業でも行われ、どの企業にとってもブランディングは重要です。
みなさんは企業が提供している商品やサービスに対して、なんらかのイメージを持ったり、価値を感じたりして消費行動を取っていると思います。
ブランディングを意識的に行うことによって、イメージを差別化できたり、顧客にとっての価値をもっと高めていくことができるでしょう。
ブランディングを行うには、まずその商品やサービスが消費者にとって役立っていなければなりません。スマートフォンであれば電話ができる、メールができるという機能を最低限備えてなければいけません。
次に、消費者がその商品やサービスを好きか嫌いかということが重要になってきます。この好きか嫌いかを左右しているのはその商品やサービスのコンセプト、キャラクター、ストーリー、デザインです。これらを差別化できると消費者から大きな支持を得られるでしょう。アップルのアイフォンは機能が優れているだけではなく、多くの消費者から感情的に好意をもって支持されています。
最後に、その商品やサービスが自分の理想を体現しているということです。その商品やサービスを身に着けたり、消費することで理想としている自分になれるという充実感などです。アップルに対して憧れを持っている人は多く、アップルの製品だから買うというのがこれに近いのではないでしょうか。
このようなことを意識して、商品やサービスの設計、開発段階からブランディングを行っていくことがよいでしょう。