BPO
2017.07.27経営戦略
BPOとはBusiness Process Outsourcingの略で、株式会社や合同会社といった組織がコアとなる業務以外の業務プロセスをそのまま専門の業者に委託することです。
従来のアウトソーシングは、業務の中でも自社に強みがある部分は自社で行い、それ以外の業務を外部の業者に委託するといものでしたが、BPOは物流業務や経理業務の全てを一括して外部の業者に委託します。
BPOを活用することにより、人員をスリム化・最適化することができます。
自社では余剰人員を抱えることはなくなり、委託した業務の採用活動などもなくなります。
また、委託した業務がコアとなっている業者に一括して全て任せるので、業務の効率化、高品質化も期待できます。
このようなメリットがあるため、自社ではコアとなる業務に集中でき、競争力の維持・発展が望めるのです。
どの業務をBPOとするかは、自社のコア業務を見極めることが重要です。一見、ノンコア業務と思えるような業務にもスキルやノウハウが蓄積されていて、競争力に直結していることもあります。自社のコア業務を見極め、ノンコア業務でBPOを活用することにより、コストを30~50%削減することも可能です。
会社設立前から自社のコア業務、ノンコア業務を何にすべきかを見極め、コア業務に集中できる環境作りを意識しておくよいかもしれません。