ブルーオーシャン戦略
2017.07.20経営戦略
ブルーオーシャンとは、フランスの教授である、W・チャン・キムとレネ・モボルニュが提唱した経営戦略の概念です。
競争の激しい既存市場であるレッドオーシャン(血でまみれた競争の激しい領域)ではなく、その反対のブルーオーシャン(競合相手のいない領域)を切り開くべきだとしました。
そのような戦略をブルーオーシャン戦略といいます。
低価格戦略か差別化(高付加価値)戦略いずれかを選択することが事業を成功させるためには必要だといわれてきましたが、ブルーオーシャン戦略では、低コストと消費者にとっての高付加価値どちらも両立させることは可能だとしています。
消費者が重視しない機能を減らしたり、取り除いたりしながら、消費者にとっての価値が高いものを増やしたり、付け加えたりすることで、企業と消費者の両者に対する価値を増加させるバリューイノベーションがブルーオーシャン戦略を実践するうえで必要です。
これは差別化戦略のように見えますが、既存の領域で競争するための戦略ではなく、新たな市場を創造するという戦略です。
このような戦略で成功した企業として、iモードのdocomoや10分1,000円で散髪するQBハウスなどがあります。
起業のために会社設立を考えている方は、既存の市場ではなく新たなブルーオーシャンを探してみるのもよいかもしれないでしょう。