経営戦略
2017.07.19経営戦略
全ての活動がどのような方向に行くべきか、その方向が定まった活動が実行可能となるための体制を整備するシステムなどを経営戦略といいます。
株式会社や合同会社といった組織が保有する経営に活用できる資源には限りがあるため、すべての事業、市場などにその資源を投下することは不可能です。
そのため、経営戦略に沿って有効にその資源を投下しなければなりません。
経営戦略は企業に限定されることなく、民間、公的団体など全ての組織で策定されるべきでしょう。
企業における経営戦略としては、事業の選択と集中やいくつかの事業を営む場合の資源配分を決める、企業全体に関わる全社戦略、それぞれの事業単位でどのように優位性を確立し、存続させるかを策定する事業戦略、機能組織単位に策定する機能別戦略があります。
大量生産・大量販売という時代では、個々の企業において経営戦略が存在していなくても、生存可能でしたが、消費者ニーズの多様化や同業他社との激しい競争が続いている状況の中では経営戦略の策定は必須といえるので、起業を考えている方は、会社設立後早い段階から経営戦略をしっかりと考えて実行していくとよいでしょう。