7つのS
2017.07.14経営戦略
7つのS
7つのSとは世界有数の戦略コンサルティングファームであるマッキンゼー・アンド・カンパニーが提唱したフレームワークで、Sがつく7つの株式会社や合同会社といった組織の経営資源の頭文字を表したものです。
強い組織は戦略が実行される時、これら7つの経営資源が相互補完的に作用しあいます。
7つのSはソフトの4Sとハードの3Sにわかれます。
ソフトの4S
①人材(Stuff) 組織に所属する人材。
②能力(Skill) 組織が持っている最も優れている点、コア・コンピタンス。
③経営スタイル(Style) 組織の経営方針や企業風土。
④価値観(Shared Value) 組織のヴィジョンや価値観。
ハードの3S
①戦略(Strategy) どの事業ドメインを優先するかといった、組織としての戦略の方向性。
②組織構造(Structure) 構築されている組織の構造。
③仕組み(System) 組織内の情報伝達や共有のためのシステム。
ソフトの4Sは組織の性格があらわれたものであるため、比較的短期間での変更は難しいとされています。
また、ハードの3Sは変更の意志の統一がなされ計画があれば比較的変えやすいとされています。
ソフトの3Sとハードの4Sの経営資源が相互にバランス良くお互いを保管しながら機能するように組織を運営していかなければなりません。
ハードの4Sを変えるだけでは組織自体が変わることはなく、ソフトの4Sとのバランスを見ながらハードの4Sに手を加えることが必要となります。
会社設立前から、この7つのSをバランスよく備える方法を模索しておくとおいでしょう。