マーケティング・ミックス
2017.06.23マーケティング
マーケティング・ミックスとは、マーケティング戦略において、商品やサービスの流通を円滑にするためにマーケティングツールを組み合わせることです。
マーケティング・ミックスの代表例として、「4P」と呼ばれるものがあり、これは「製品(Product)」「価格(Price)」「販売促進(Promotion)」「流通(Place)」の頭文字をとったもので、これらの視点でマーケティング戦略を検討、実施していくものです。
4Pは大量生産・大量消費の時代に提唱されたもであるため、売り手側の視点が強くなっています。
これに対して買い手側の視点に立って発想された「4C」というものがあります。
これは「顧客価値(Customer Value)」「顧客が負担するコスト(Customer Cost)」「利便性(Convenience)」「コミュニケーション(Communication)」の頭文字を取ったものです。
4P、4Cそれぞれの要素は複合的にかかわっているため、それらの要素同士の間で整合性がとれている状態で実現可能であることが重要となってきます。
マーケティングミックスを適切に行うことは、多くのツールを組み合わせることのできる大企業と比べ、資源の限られた中小企業にとっては非常に有効なツールなのではないでしょうか。